エイプリルフール・ネタと言えば、むしろこちらかも知れません。 今年は冬の間探し回っても、多摩川では赤い小鳥に会えませんでした。雌は友人が探してくれたんですが、お腹が赤くないし。 たまたま、ある方のブログに、家の近くの川原でベニマシコの雄が出たという記事を拝見し、前後の写真から概ね場所も特定できたので、えっちらおっちらと行ってみました。 昼から行ったのではダメ。ホオジロと雀しか出ません。次は2時間早めてみましたが、セッカとアオジの声だけ。3回目、今朝は早起きしたはずなのに、家を出るのは7時になってしまいました。 少し手前から、それらしい草原を覗きながら行ってみましたが、やはりオオジュリンにしか出会えません。 『もう、帰ってしまったのかな』土手に座り込んで、ぼんやり目の前に広がる草原を眺めています。 『そうだ、この近くに、毎年ベニマシコが入る場所が有ったんだっけ』 考えてみれば、直線距離にして数百m、まー、この季節に川の中を泳ぐわけにもいかないので、ぐるっと廻って、それでも3、4km。こちらも他の鳥を撮りに行っているので、概ね見当はついています。 現地について、土手の下を眺めると、早速、葦の枯原に小鳥が動いています。『何だ、雀か』、『いや、腹がオレンジだからジョウビかな』 いけませんねぇ。何を撮りに来たのか、完全に忘れています。まだ早いですよ。あぶない、あぶない。 『いや、オレンジじゃない。赤っぽいぞ』 慌ててカメラを取り出す間に、姿を見失います。 まだ時間が早いので、土手に座り込んで、じっくり待つことにしましょう。 前からも後ろからも、ウグイスの鳴き声が。声の感じでは、少なくとも数羽は居るようです。居ても撮れないんですよね。 やがてまた、足元でごそごそ動きが。今度は、はっきりと見えました。色からすると、まだ若でしょうか。 しかし、ピントが合いませんね。この背景ではどうしようもありません。ま、出会えただけでも良しとしましょう。 次に現れたのは、ホオジロでした。 ガビチョウの番が綺麗な声で鳴き始めたので、ベニマシコは何処かに行ってしまったようです。 ハイキングの団体さんの一人が、背中から声を掛けます。「ベニマですか、まだ居ますか」 散歩の途中らしき、御近所さんと暫く雑談。春の日の午後の時間は、ゆったりと流れます。 余りに近いウグイスの鳴き声に、ふと顔を上げると、なんと目の前の木に止まって鳴いていました(と、言っても20、30mは有りますが)。 折角、撮りやすい位置に下りてくれたのに、ごみの中。 |
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